カルカソンヌ 追加キット−王女とドラゴン−
1. ゲームセットアップ
 このページは、カルカソンヌでdracheオプションを付けたときの追加ルールを説明します。
 
 カルカソンヌのルールがベースになってますので、ご存じない方は、まず、そちらを確認してください。
  カルカソンヌのルール →こちら

 他の追加キットの説明:
fluss: 川タイル追加 →ここ
erweiterung: 追加キット-拡張- →ここ
haendler: 追加キット−商人と建築士− →ここ
koenig: 追加キット−王と斥候− →ここ

(*)dracheのオプションを付与してプレイしたとき、BSWのゲーム履歴としてはCC-BurgfraeuleinUndDracheに加算されます。
2. 追加ルール概要
 このオプションでは、タイル上に置かれたコマを清算前にプレイヤーの手元に戻してしまうルールが加わります。
・王女:
 (通常の)部下ゴマが居る都市に王女が入ってくると、部下ゴマはプレイヤーの手元に戻されます。
・ドラゴン:
 ドラゴンの通ったタイルに居たコマは全て手元に戻されます。

 このオプションでは、追加タイルのなかにマジックゲートというのがあります。このタイルを引いたとき次の特殊効果があります。
 ・既に置かれている別のタイル上にコマを置けます。
 ・既に配置されている部下ゴマに妖精ゴマを添えることができます。

・妖精:
 ドラゴンに襲われません。
 追加の得点獲得があります。
3. ゲームコンポーネント(画面 / タイル構成)

 ドラゴンタイル、マジックゲートタイルを引いたときは、タイルを回転させる矢印の真ん中にマークが表示されます。
 (左図 上:ドラゴンタイル、左図 下:マジックゲートタイル)
 タイルの残り枚数の上に表示されている2つの数字は、(上から順に)それぞれ、既にめくられた、マジックゲートタイル、ドラゴンタイルの枚数をあらわします。(今、引いたタイルを含める)
注1:
 おそらくはバグだと思われますが、haendlerオプションを付けているときは、このマークが表示されません。タイルを置いてみて、初めて、ドラゴンタイル、マジックゲートタイルが判明します。
注2:
 これも、おそらくはバグですが、マジックゲートタイル、ドラゴンタイルのカウンターが正しくカウントアップされないタイミングがあるようです。あまり過信しないようにしましょう。
(いずれも、2006/9/8現在)
 このオプションでは、タイルを30枚追加します。この中には
  火山タイル  :6枚
  ドラゴンタイル:12枚
  王女タイル  :6枚
  マジックゲート:6枚
 が含まれています。

タイルリストはページ末尾
4.プレイ (追加ルール分)
火山タイル:
    このタイルを場に置いたとき、このタイルの上にドラゴンが登場します。
 他の場所に既にドラゴンが出ている場合は、このタイルの上に移動します。
 このタイルを引にはコマを置けません。完了した地形があれば点数計算をして、手番終了となります。(建築士(haendlerオプション)の追加効果は通常に発生します)
ドラゴンタイル:
 このタイルが出たときは、ドラゴンが移動します。
(ドラゴンがタイル上に登場する前に、このタイルを引いたときは何事も起きません)


 まずは、タイルを配置します。(このとき、画面左上にドラゴン残り移動マスの表示が出てきます 左図 下)
 続けて、手番プレイヤーは通常にコマの配置を行います。

 この後、ドラゴンの移動が始まります。1枚のドラゴンタイルでドラゴンは6タイル移動します。
 手番プレイヤーから順番に上下左右に1マスずつ動かしていきます。
 ドラゴンの移動は以下のルールに従います。
 ・妖精コマの居るタイルには入れません
 ・一回のドラゴン移動中、同じタイルに2度入るような動きはできません
 ドラゴンの移動してきたタイルにコマが乗っていた場合、そのコマは直ちに元のプレイヤーの手元に戻されます。
 6マス移動後、もしくは、移動できるタイルがなくなったとき、ドラゴンの移動は終了しドラゴンはそのままそのタイル上に留まります。

 その後、完成した地形があれば得点集計を行います。(得点集計はドラゴン移動のあとです)
王女タイル:
 このタイルの都市には王女のマークがあります。このタイルで既存の都市を拡張したとき、その都市に通常の部下ゴマもしくは建築士がいなかった場合は、通常のルール通りのコマの配置となりますが、そうでない場合は
ひと騒動が発生します。
    拡張した都市に既に通常の部下ゴマもしくは建築士がいるときは、必ずタイル上からそれらのうちの1つを排除しなければなりません。たとえ、自分のコマでも排除の対象です。(排除を行わなければならないときは、めくったタイルのところの表示が左図 右側のようになります)
 排除の対象となるコマが複数ある時は、タイルを置いたプレイヤー、排除するコマをクリックで選択します。
排除したコマは、元のプレイヤーの手元に戻ります。

 (補足)大きな部下ゴマ(erweiterungオプション)は、排除の対象になりません

  
マジックゲート:


マジックゲートを引いたときは、コマの配置を以下の中から1つ行います。
・新たなコマを配置しない(通常プレイ)
・引いたタイルの配置可能な位置にコマを置く(通常プレイ)
・既に置かれている自分の部下コマ(大ゴマを含む)に妖精ゴマを添える
・すでに場に置かれている別のタイルにコマを置く

 マジックゲートを引いて場に置いたときは、引いたタイルの表示位置が左図 下のような表示になります。(haendlerオプションを付けているときは、この表示でしかマジックゲートを引いたことを確認できません)

・妖精ゴマの配置
 部下ゴマのあるタイルをクリックすることで、そこに妖精ゴマを置けます。
 妖精ゴマはゲーム中で1個しかありません。他のタイル上に既に妖精ゴマが出ていた場合は、このタイル上に移動します。
・他タイルへのコマの配置
 マジックゲートの効果で、既に場に出ているタイルにコマを置きたいときは、まず、そのタイルをクリックします。
置くことを選択しているコマに応じて、置ける位置に■が表示されますので、置きたい位置をクリックします。
 他のタイルにコマを置く場合でも、通常にコマを置くルールに従います。
 さらに、完成した都市、道、修道院に置くことは出来ません。
妖精ゴマの効用:
 妖精ゴマは以下の効果を生みます。
 ・ドラゴンは妖精コマのあるタイルに入れません
 ・自分の部下ゴマに妖精コマが添えられている時で、新たな手番を迎える毎に 1点獲得します
 ・妖精コマ付きの部下コマのある地形が完成したとき、3点を獲得します。
部下ゴマ配置の補足説明:
 建築士コマ、豚コマは一般的には部下ゴマとともに置かれるものです。
 しかしながら、このオプションを併用したときは、部下ゴマが途中で手元に戻されることが起こります。

 その場合でも、建築士、豚のコマはそのままタイル上に残ります。
 建築士コマは、部下ゴマなしの単独でも効果を発揮します。(追加タイルプレイが発生する)

 部下ゴマの存在しない、都市、道、草原を拡張したときでも、建築士コマ、部下ゴマが居るならば、そこには部下ゴマを配置できません。

タイル補足説明
 このタイルの道は、都市の地下をくぐって対辺に抜けて繋がっています。
 このタイルの修道院は、都市の中を切り取るようなかたちで存在しています。当然のことながら、修道院と都市は別のものですので、コマを置く場合はいずれか一方(あるいは、下部の草原)を選択します。
翻訳:BlueBear カルカソンヌ ルールのページへ マルチユーザゲーム一覧に戻る


追加タイルリスト
→統合タイルリスト(IE6のみ動作確認)
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